テニスの上達期間の目安は?初心者が変化を実感するまでの月数と段階
2026/08/31
テニスの上達期間の目安は、どれくらいで打てるようになるのかを、段階別の目安で現実的に把握できます
テニスは、段階を踏めば必ず打てるようになります。
初心者がラリーを続けられるまで、約3ヶ月。
ゲームを楽しめるまで、約半年が目安です。
週1回90分のペースでの話です。
最初の1ヶ月は、当てるだけで精一杯。
それは下手なのではなく、正常な段階です。
順番を知れば、焦らず進めます。
テニスを始めようとするとき、多くの人が「どれくらいで打てるようになるのか」を知りたがります。何年もかかるなら気が重いし、すぐできると聞けば逆に不安になる。
「初心者でもラリーできるようになる?」
「どれくらいで試合ができる?」
「センスがないと無理じゃないの?」
と、始める前から先を心配してしまう。正直なところ、上達にかかる期間には、ある程度はっきりした目安があります。この記事では、初心者が「打てる」までの道のりを、月数と段階に分けて現実的に示します。読み終わったとき、「自分がどれくらいで、何ができるようになるか」を落ち着いて把握できる状態を目指します。
【この記事のポイント】
- 週1回90分の目安は、ラリーが続くまで約3ヶ月、ゲームを楽しめるまで約半年。最初の1ヶ月は「当てるだけ」で正常。焦る段階ではない。
- 上達は直線ではなく段階的。ボールに慣れる→ラリーが続く→狙って打つ→試合で使える、の順で進む。飛ばして前に進むことはできない。
- 頻度と練習の質で期間は変わる。週2回なら短縮でき、試合に近い状況で練習するほど実戦力が早く育つ。独学より指導が近道。
この記事の結論
一言で言うと、「週1回90分なら、ラリーまで約3ヶ月、ゲームまで約半年が現実的な目安です」。
最も重要なのは、「①上達は段階を踏むと理解する②最初の1ヶ月を下手と勘違いしない③頻度と練習の質で期間は変わる」の3つです。
失敗しないためには、「1ヶ月で結果を求めない」「段階を飛ばそうとしない」「独学で癖をつけてから直そうとしない」ことが大切です。
初心者が「打てる」までの、段階別の目安
1ヶ月目:ボールに当てて、返せるようになる
最初の1ヶ月は、ラケットにボールを当てて、相手コートに返すことが中心です。この段階で「うまく打てない」のは当たり前で、下手なのではありません。
「最初はラケットに当たらなくて焦りましたけど、みんな同じスタートだと知って安心しました。」
体がラケットの重さ(約300g前後)と、ボールのバウンドのリズムに慣れる時期です。ここを飛ばすことはできません。
この時期に大切なのは、うまく打つことより、コートに立つ回数を切らさないことです。1ヶ月目は、フォームを完成させる段階ではありません。ボールが飛んでくる速さ、跳ねる高さ、ラケットの面の向き――この“感覚のものさし”を体に入れる時期です。頭で理解しようとするより、繰り返し当てているうちに、体が勝手に覚えていきます。ここで「向いていないかも」とやめてしまうのが、いちばんもったいない選択です。
3ヶ月目:ラリーが続き始める
週1回で約12回。この頃になると、相手と打ち合うラリーが続くようになります。「テニスをしている感覚」が初めて味わえる段階です。
- フォアハンドで、狙った方向に返せる回数が増える
- 相手のボールに合わせて動けるようになる
- 3〜5往復のラリーが続く
C群の一般的な傾向としても、3ヶ月でラリー、半年でゲームができる人が多いとされています。この目安は、多くの初心者に当てはまります。
ラリーが続き始めると、テニスは一気に面白くなります。それまで“当てる作業”だったものが、“相手とつなぐ遊び”に変わるからです。ここで一度この楽しさを味わえると、その後の練習が苦になりません。逆に言えば、多くの人が挫折するのは、この“続く”瞬間の一歩手前でやめてしまうからです。3ヶ月という目安を先に知っておくと、そこまでは腰を据えて通えます。“もう少しで景色が変わる”と分かっていれば、途中の停滞も乗り越えやすくなります。
半年〜1年:ゲームを楽しめるようになる
半年ほど続けると、簡単なゲーム形式を楽しめるようになります。サーブ、リターン、ラリーの一連の流れが、なんとかつながる段階です。
この頃には、テニスの“駆け引き”の面白さが見え始めます。ただ打つだけでなく、どこに打つか、どう返すかを考えるようになります。
ただし、ここで挙げた月数はあくまで平均的な目安です。運動経験の有無、通う頻度、練習の質によって、前後します。大切なのは、正確な月数を当てることではなく、「段階を順に踏めば必ず進める」と知っておくことです。今できないことは、才能ではなく、まだその段階に来ていないだけ。そう捉えられると、焦りが消えます。
なぜ「段階」を飛ばせないのか
技術には、順番のある土台がある
ITFのコーチ教育プログラム「Biomechanics of tennis(テニスのバイオメカニクス入門)」では、良い技術とは力学的に合理的な“運動連鎖”であり、体の使い方には基本的な構造があると整理されています。
つまり、打ち方には土台となる順番があり、それを積み上げていく必要があるということです。ボールに慣れる前にゲームはできないし、ラリーが続く前に狙って打つことはできません。段階を飛ばせないのは、このためです。
「試合に近い練習」が実戦力を育てる
ReidとCrespoらの「Skill acquisition in tennis(テニスの技術習得)」の研究では、試合に近い知覚・判断を含む練習環境が、実戦で使える力を育てると整理されています。
ただ球出しを打つだけでなく、相手のボールに合わせて動き、判断しながら打つ。この“試合に近い状況”での練習が、上達を早めます。段階が上がるにつれて、練習の中身もこうした実戦的なものに変わっていきます。
これは、独学の球出しやマシン練習だけでは補いにくい部分です。人が打つボールは、毎回わずかに速さもコースも違います。その“揺らぎ”に対応する経験こそが、実戦で崩れない技術を育てます。逆に、いつも同じ球ばかり打っていると、練習ではできるのに試合になった途端に打てない、ということが起きます。段階が上がるほど、練習を“本番に似せていく”ことが、上達の鍵になります。
期間を短くする、現実的な方法
頻度を上げると、期間は縮む
上達期間は、頻度で変わります。週1回より週2回のほうが、体が忘れる前に次の練習が来るため、定着が早まります。
- ①週1回:ラリーまで約3ヶ月、ゲームまで約半年
- ②週2回:それぞれ半分近くに短縮できることが多い
クレセントの成人一般クラスは朝からナイターまで開講しており、複数クラスの受講も可能(複数受講割引あり)です。ペースを上げたい人は頻度を増やせます。
ただし、頻度を上げれば上げるほど良い、というわけでもありません。体が回復しないうちに詰め込むと、疲労で動きが雑になり、かえって変な癖がつくこともあります。週1回では物足りないと感じ始めたら週2回へ、という“体の声に合わせた増やし方”が、結局はいちばん速い近道です。無理に詰め込んで途中でやめるより、続けられるペースを保つほうが、半年後の到達点は高くなります。
独学より、指導のほうが近道
ここは正直に書きます。独学で始めると、自己流の癖がつき、あとで直すのに時間がかかることがよくあります。
「最初に変な癖がつくと、直すのに倍かかる。だから最初こそ習ったほうが早いんです。」
クレセントは基本3〜10名のグループレッスンに加え、必ずコーチと1対1の時間を設定。最初の段階で正しい土台を作れるため、遠回りを避けられます。未経験者は初心者だけのクラスで進みます。
「早く打てるようになりたい」と焦る人ほど、実は段階を飛ばして遠回りになりがちです。土台を飛ばして応用に手を出すと、一時的にそれらしく打てても、あとで崩れます。急がば回れで、最初の1〜2ヶ月をていねいに積み上げた人のほうが、半年後には確実に先へ進んでいます。
もう一つ、指導が近道になる理由があります。それは、“今の自分がどの段階にいるか”を客観的に教えてもらえることです。独学だと、次に何を練習すべきかが分からず、同じところで足踏みしがちです。段階が見えていれば、迷わず次の一歩に進めます。「今はラリーを続けることに集中していい時期」と分かるだけで、余計な焦りが消え、練習の密度が上がります。
こういう人は今すぐ相談すべきです
次のいずれかに当てはまるなら、記事を読み比べるより、1回コートに立ったほうが判断は早く済みます。
- どれくらいで打てるようになるか、実際に体感したい
- 初心者クラスがどのレベルから始まるか確かめたい
- 週何回なら自分のペースで上達できるか相談したい
- 独学で伸び悩んでいて、土台を作り直したい
クレセントの体験レッスンは、実際に行われているレッスンにそのまま入る形式です。自分が今どの段階にいるか、どれくらいで次に進めそうかを、その日に体感で確認できます。ラケット・シューズは無料レンタルです。
迷っているなら、「初心者ですが、どれくらいで打てるようになるか目安を知りたいです」とフロントで相談してみてください。あなたに合うクラスとペースを提案してもらえます。体験は予約制です(電話 052-446-5159/お問い合わせフォーム)。
よくある質問(FAQ)
Q1.初心者はどれくらいでラリーできますか?
A1.週1回90分なら約3ヶ月(約12回)が目安です。3〜5往復のラリーが続くようになります。週2回にすると、この期間はさらに短縮できます。
Q2.試合ができるまでどれくらいかかりますか?
A2.週1回で約半年が目安です。サーブ・リターン・ラリーの流れがつながり、簡単なゲーム形式を楽しめるようになります。駆け引きの面白さもこの頃からです。
Q3.最初の1ヶ月で打てなくても大丈夫ですか?
A3.大丈夫です。1ヶ月目はボールに当てて返す段階で、うまく打てないのが正常です。下手なのではなく、体がラケットとバウンドに慣れる必要な時期です。
Q4.週2回にすると上達は早まりますか?
A4.早まります。体が忘れる前に次の練習が来るため定着が速く、期間は半分近くに短縮できることが多いです。クレセントは複数受講割引もあります。
Q5.独学とスクール、どちらが早いですか?
A5.スクールが近道です。独学は自己流の癖がつき、直すのに時間がかかります。最初に正しい土台を作るほうが、結果的に上達は早くなります。
Q6.年齢が高いと上達は遅いですか?
A6.段階を踏めば上達できます。クレセントには4歳から80代まで在籍し、50歳から始めて30年以上続ける会員もいます。年齢より、続けられるかが重要です。
Q7.始めるのにいくらかかりますか?
A7.入会金は5,500円(税込)です。受講料は各スクールで異なるため、入会時に必要な2ヶ月分とあわせて事前にご確認ください。体験レッスンは用具レンタル無料です。
まとめ
- 週1回90分の目安は、ラリーまで約3ヶ月、ゲームまで約半年。最初の1ヶ月は当てるだけで正常
- 上達は段階的。ボールに慣れる→ラリー→狙って打つ→試合、の順で、飛ばせない
- 技術には力学的な土台の順番があり、試合に近い練習が実戦力を早く育てる
- 週2回で期間は短縮でき、独学より指導のほうが癖を避けられて近道になる
いまのあなたが知りたいのは、「すぐ打てるか」でしょうか。それとも、「確実に打てるようになる道のり」でしょうか。後者なら、段階の入り口は1回のレッスンで見えてきます。
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