テニス 練習 方法 間違ってる?正しいやり方
2026/06/03
「なんとなく打つ」から「目的を決める」へ
【この記事のポイント】
「頑張っているのに上達しない」練習は、打球数は多いのに「打点・コース・フットワーク」の条件が毎回バラバラになっていて、脳と体が同じ型を覚えられていないことが多いです。
正しい練習は、①どのショットを、②どの打点で、③どのコースに、④どんなフットワークで打つのかを決め、1メニュー15~20分でテーマを絞って行うのが基本です。
「壁打ち15分×週3回」「ラリー50球中◯球を同じコースへ」「ゲーム形式で1セット◯回ネットに出る」など、数字で自己評価できるメニューにすると、3ヶ月単位で変化が実感しやすくなります。
今日のおさらい:要点3つ
- 「テーマがないまま打っている」練習が上達を遅らせるので、目的と数値を決めてから練習を始める
- 1回の練習は3~4メニュー・各15~20分に分け、試合で使う形を想定したドリルを中心に組む
- 一人練習(壁打ち・体幹トレ)を週3日取り入れ、数字で「昨日の自分」と比較する習慣がつけば、3ヶ月で変化が見える
この記事の結論
一言で言うと「テニスの練習は、『なんとなくいっぱい打つ』から『目的と数値を決めて打つ』に変えた瞬間から成果が出始めます」。
最も重要なのは、「今日はフォーム」「今日はコース」「今日はフットワーク」のようにテーマを1つに絞り、そのテーマが身についているかを「回数・成功率・時間」で測ることです。
失敗しないためには、「練習の9割を『試合で使う形』で行い、残り1割をフォームづくりに使う」「1回の練習でやるメニューは3~4つまで」と決めて、練習メニューをシンプルにすることです。
その練習、本当に「効いている」?効果が出ない原因
球出しを100球こなしても、試合では同じミスを繰り返す理由
レッスン後、ロッカーで着替えながら、ついスマホを開いてしまう。検索窓には「テニス 練習 効果 出ない」「テニス 練習 方法 間違ってる」と打ち込んだ履歴が残っている。
一生懸命メモを取りながら球出しを受け、ラリーでも汗をかくほど打っている。それなのに、週末の試合になると、大事なポイントで同じネットミス、チャンスボールをオーバー、苦手なバックのクロスが結局打てない。
コートから帰るとき、バッグの紐を握る手に少しだけ力が入る。「こんなに時間を使っているのに」と、喉の奥で言葉にならないため息が溜まっていく。
よくあるのが、「練習量=上達」と信じて、「目的のない反復」を積み重ねてしまうパターンです。
原因1:「テーマがないまま打っている」練習
テニス上達サイトやプロ監修の記事では、「良い練習=目的が明確」「悪い練習=目的が曖昧」と繰り返し書かれています。
良い例としては、「今日は『腰の高さで打点を固定』する日」「今日は『フォアのクロスに80%以上入れる』日」「今日は『ファーストサーブを6割以上入れる』日」といったものがあります。一方、良くない例は「とりあえず球出し100球」「とりあえずラリー30分」「とりあえずサーブを疲れるまで打つ」といったものです。
テニススクールのコラムでも、「テニスが上達するのに才能やセンスは必要なく、『正しい練習を正しく行えば誰でも上達できる』」と明言されています。ここでいう「正しい練習」は、「何を身につけるための練習なのか」が言葉で説明できる練習です。
社会人スクールに通い始めた頃、「とにかくいっぱい打てば上手くなる」と思っていました。1時間のクラスで、球出しやラリーを無我夢中でこなして、ボールを触る回数だけを数える日々。ある日、コーチに「今日のテーマは何だった?」と聞かれて、言葉に詰まりました。その瞬間、頭の中で「自分は練習を『こなしている』だけだった」と気づいたあの感覚は、今でも忘れられません。
原因2:「試合で出てこない練習」をしている
プロや指導者のコラムでは、「練習と試合のギャップ」が上達を遅らせる大きな要因だと指摘されています。
例えば、練習では止まった状態でストロークを連打していても、試合では動きながら打点がずれた状態で打つことになります。また、練習では同じペースの打ちやすいボールだけですが、試合では遅い・速い・短い・深い、いろいろ混ざります。
「試合で使う場面を想定していないと、練習でできたことが本番で出ない」と言われるのは、このギャップのせいです。スポーツブランドのトレーニング記事でも、「ゲーム状況を再現した練習」「実戦ベースのドリル」の重要性が強調されています。
一時期、「フォーム動画ばかり見ている時期」がありました。プロのスロー動画を何度も見て、「この形を真似すれば勝てる」と信じて、壁打ちでひたすら同じスイングを繰り返していました。ところが、試合になると、相手のボールの速さやコースに合わせて足がバタバタしてしまい、練習でのフォームは崩壊。「試合って、いつもと違うボールが来るんだよな…」と、当たり前のことに少し遅れて気づきました。
原因3:「フットワークと体づくり」を練習に組み込んでいない
テニス専門のトレーニングコラムでは、「ストロークは全身の筋肉を使い、体幹や下半身の力をラケットに伝えることが大切」としています。
ラテラルステップ(横移動)、スプリットステップからの左右ダッシュ、体幹トレーニング(プランクなど)といったフットワーク・筋力トレーニングを、練習に全く入れていないと、打点に入るまでが遅い、踏ん張りが効かない、長いラリーでフォームが崩れるといった「土台」の部分で損をします。
よくあるのが、「テニスの練習だけで何とかしよう」と考え、オフコートのトレーニングをゼロにしてしまうパターンです。
効果が出る「正しい練習方法」の組み立て方
①1回の練習を「目的と数値」でデザインする
テニス上達サイトやプロ監修記事の多くは、「1回の練習でやることは3~4つまで」「1メニュー15~20分」といったシンプルな構成を推奨しています。
練習デザインの基本フォーマットは、まず今日のテーマを1つ決めます。例えば、フォアのクロス、バックのスライス、サーブの確率などです。次に、成功の基準を数値で決めます。例えば、20球中15球以上をクロスのサービスライン内に、またはファーストサーブを10本中6本以上インに、といった具合です。そして、15~20分ごとにメニューを区切り、フォアのクロス→バックのクロス→サーブ→ゲーム形式、などと進めます。
「今日はうまくいかなくても、何かを掴んでいる」と捉えることの大切さを説くコラムも、「自分の成長を人と比べず、『昨日の自分と比べる』こと」を強く勧めています。
②ショット別の「正しい練習の型」を押さえる
プロ監修の基礎解説では、ショット別におすすめの練習メニューが紹介されています。
フォア・バックストローク
- 基本ドリル:1カ所固定球出し(同じ場所に来るボールを腰の高さで打つ)、コース固定(クロスだけ/ストレートだけを狙う)
- 数値目標:20球中15球以上を狙ったコースへ、ネットミスは5本以内
サーブ
- 基本ドリル:トスの位置を一定にする練習(ノーバウンドでキャッチ)、デュースサイド・アドサイドで的を決めて10本ずつ
- 数値目標:ファーストサーブ10本中6本イン、セカンドサーブ10本中8本イン
ボレー・スマッシュ
- 基本ドリル:サービスライン上でショートボレー連続、スマッシュはフットワーク込みで左右に振ってもらう
- 数値目標:ボレー20球連続でネットミスなし、スマッシュ10球中7球をコート中央以外に打ち分け
こうした「型+数値目標」をセットで練習に取り入れると、自分でも上達度合いを把握しやすくなります。
③一人でもできる「正しい練習」を持っておく
「一人でも効果的にテニスの練習をする方法」では、壁打ちやシャドースイングを含む複数のメニューが紹介され、1人でも十分にスキルアップできると解説されています。また、初心者向けの上達ガイドでは、壁打ち練習の具体的な目標が提示されています。
一人練習の例としては、壁打ち(壁から3~5mの距離で、同じ場所に30回→50回→100回連続で返す、1日15分×週3回)、シャドースイング(フォア/バックを各20回、軸足・体幹・フィニッシュの位置を意識)、フットワーク(ラテラルステップ30秒×3セット、スプリットステップ+左右ダッシュ20回)などがあります。
テニス向け筋トレメニューでは、「大腿四頭筋・臀筋・体幹など大筋群を鍛えることでストロークのパワーが上がり、体への負担が減る」としています。
仕事が忙しくて週末しかコートに入れなかった時期、「壁打ち15分+体幹トレ10分」を平日に続けました。最初は「こんなことで変わるのかな」と半信半疑でしたが、1ヶ月ほどするとラリーの中で体がブレにくくなり、相手から「球が重くなったね」と言われたときは、ちょっとだけ嬉しくなりました。
よくある質問
Q1. 練習しているのに上達しないのはなぜですか?
A1. テーマが曖昧なまま打っている、試合で使う形を想定していない、数値で自分の変化を測っていない、のいずれか(または全部)が原因であることが多いです。
Q2. 1回の練習でどれくらいのメニューをやるのが良いですか?
A2. 1メニュー15~20分で3~4種類が目安です。それ以上やると、1つ1つのテーマが薄まり、集中力も続きにくくなります。
Q3. どのくらいの頻度で練習すれば上達しますか?
A3. 週1回のスクール+週2回の一人練習(壁打ち15分や体幹トレなど)でも、3ヶ月継続すればラリー安定度に変化が出るとされています。
Q4. フォームと結果、どちらを重視すべきですか?
A4. 初心者~初中級はまず結果(入ること)を重視し、中級以降はフォームと結果のバランスを取りながら、安定して狙ったコースに打てるフォームを目指すのがおすすめです。
Q5. 相手がいないときの練習は意味がありますか?
A5. はい。壁打ち・シャドースイング・フットワーク・筋トレなど、一人でできる練習を計画的に行うことで、コートに立てる時間を有効活用できます。
Q6. テニススクールに通うだけで上達しますか?
A6. スクールだけでも基礎は身につきますが、復習や自主練を組み合わせた人の方が上達スピードが速いと、複数のスクールが公表しているデータやコラムで紹介されています。
Q7. 練習がうまくいかない時期の乗り越え方は?
A7. 成長を他人と比べず、「昨日よりもできたこと」を1つ見つけること。「練習は裏切らない」というメッセージを込めたコラムでも、小さな変化に気づける人ほど続けられると書かれています。
まとめ
効果が出ない練習は、「テーマがない」「試合と結びついていない」「数値で振り返っていない」ことが原因になりやすく、ショット別に「目的+数値目標」を設定するだけで質が変わります。正しい練習は、1回の練習を3~4メニュー・各15~20分に分け、「打点・コース・フットワーク・成功率」を意識しながら、試合で使う状況を再現したドリルを中心に組むことです。
スクールやゲーム練習に加えて、一人練習(壁打ち15分×週3/体幹・フットワークトレ)を取り入れ、「昨日の自分」と数字で比べる習慣がつけば、3ヶ月・半年という単位で上達が目に見えて変わってきます。
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