テニスにセンスは必要?才能がなくても伸びる人の共通点と練習の順番
2026/09/01
テニスにセンスは必要なのか、センスがないと感じる正体を言語化し、伸ばし方に変換できます
テニスに、生まれ持ったセンスは要りません。
「センスがない」と感じる正体は、別にあります。
それは、まだ身についていない技術のことです。
足の運び、タイミング、力の入れ方。
どれも才能ではなく、ドリルで伸ばせます。
センスという言葉で片づけると、伸ばせません。
分解して名前をつければ、練習に変えられます。
周りが上達していくのに、自分だけうまくならない気がする。ボールにうまく当たらない、動きがぎこちない。そんなとき、頭に浮かぶのは、
「自分にはセンスがないのかも」
「才能がある人にはかなわない」
「センスがないなら、やっても無駄?」
という言葉。正直なところ、「センスがない」という感覚の正体を、そのままにしておくと伸びません。それは、まだ言語化されていない“伸びしろ”だからです。この記事では、「センスがない」と感じる中身を分解し、練習で伸ばせる要素に変換します。読み終わったとき、「自分に足りないのは才能ではなく、どの技術か」がわかる状態を目指します。
【この記事のポイント】
- テニスに生まれ持ったセンスは不要。「センスがない」と感じる正体は、足の運び・タイミング・力の配分など、まだ身についていない具体的な技術である。
- 足の速さ・強さ・バランス・爆発力はドリルで向上できる能力。才能ではなく練習の対象で、あらゆるレベルの人が伸ばせる。
- 伸びる人は「センス」で片づけず、できない部分を分解している。名前をつけて練習に変えられる人が、才能に関係なく上達していく。
この記事の結論
一言で言うと、「テニスにセンスは要りません。“センスがない”と感じるのは、伸ばせる技術がまだ言語化されていないだけです」。
最も重要なのは、「①センスという言葉で片づけない②できない部分を分解する③ドリルで伸ばせると知る」の3つです。
失敗しないためには、「才能のせいにして練習をやめない」「他人と比べて落ち込まない」「1つの技術を飛ばして次に進まない」ことが大切です。
「センスがない」の正体を、分解する
その感覚は、たいてい「3つの技術」のこと
「センスがない」と感じるとき、実際に起きているのは、次のどれかであることが大半です。
- ボールに追いつけない(足の運びの問題)
- タイミングが合わない(打点とリズムの問題)
- 力が入りすぎる/抜けすぎる(力の配分の問題)
どれも、生まれ持った才能ではありません。まだ練習していない、あるいは練習量が足りていない技術です。「センスがない」とひとまとめにすると見えなくなりますが、分解すれば、それぞれが練習の対象になります。
「“センスがない”って便利な言葉なんですよね。でも、それを言った瞬間に、直せなくなる。」
面白いのは、この3つはどれも“目に見える動作”だということです。目に見えるということは、直せるということ。「センスがない」という言葉は便利ですが、目に見えないので、手のつけようがありません。まず、自分のうまくいかない場面が3つのどれに当たるかを探すだけで、練習は一気に具体的になります。「足が止まっていた」のか「打点が遅れた」のか。原因に名前がつけば、次の練習でやることが決まります。
「運動能力」は、ドリルで伸ばせる
USTA(全米テニス協会)のプレーヤー育成の技術資料では、足の速さ・強さ・バランス・爆発力といった能力は、ドリルによって向上でき、あらゆるレベルの選手にとっての“資産”だと整理されています。
つまり、「運動神経がないから」と感じている部分の多くは、練習で伸ばせる範囲だということです。才能の壁だと思っていたものが、実は練習の量と質の問題だった、というケースは非常に多いのです。
実際、子どもの頃に「運動が苦手」だった人でも、大人になってからテニスで伸びる例は珍しくありません。反射神経のような“生まれつき”に見える能力も、正しい足の運びと予測を練習すれば、動き出しは確実に速くなります。“運動神経”という言葉でひとくくりにされてきたものの多くは、実は後天的に鍛えられる技術の集まりなのです。だからこそ、始める年齢や過去の運動経験を理由に、あきらめる必要はありません。
そもそも「センス」という言葉は、便利すぎて危険です。うまくいかない理由を全部その一言に押し込めてしまうと、何を練習すればいいかが見えなくなります。伸びる人は、この言葉をほとんど使いません。使う代わりに、「ここができていない」と具体的に指を差します。センスという言葉を手放すことが、伸ばし方に変換する第一歩です。
才能がなくても伸びる人の、共通点
共通点1:できない部分を「名前」で捉える
伸びる人は、「うまくいかない」を「センスがない」で終わらせません。「打点が後ろすぎる」「足が止まっている」と、具体的な言葉で捉えます。
名前がつけば、練習に変わります。言語化できる人が、才能に関係なく伸びていくのです。
クレセントには、テニス業界初の独自「eggプログラム」があります。利き脳(脳科学)による思考の違いを理解し、その人に合った伝え方で指導する仕組みです。同じ「できない」でも、響く言葉は人によって違う。自分に合った言語化ができると、上達が速くなります。
ここで一つ、誤解を解いておきます。eggプログラムは、特別な人だけのものではありません。「理屈で理解してから動きたい人」もいれば、「まず体を動かして覚えたい人」もいる。どちらが優れているという話ではなく、“伝え方の入り口”が違うだけです。自分に合った入り口から入れると、同じ内容でも飲み込みが速くなります。「何度言われても分からなかった」のは、頭が悪いからではなく、伝え方が自分の型と合っていなかっただけ、ということも少なくありません。
共通点2:「試合に近い状況」で練習する
ReidとCrespoらの「Skill acquisition in tennis(テニスの技術習得)」の研究では、試合に近い知覚・判断を含む練習が、実戦で使える力を育てると整理されています。
止まった球を打つだけでなく、動いて、判断して打つ。この練習を積んだ人は、「センスがある」ように見えます。実際は、実戦的な練習を重ねただけです。
逆に、止まった球ばかりを打っていると、いざ試合になった途端に打てなくなります。「練習ではできるのに本番でできない」の正体は、たいていここにあります。センスの差ではなく、練習の“種類”の差です。動きながら判断する経験を積んだかどうか。それだけで、コート上での見え方は大きく変わります。“センスがある人”に見える相手も、多くはこの種類の練習を先に積んでいるだけなのです。
共通点3:条件を変えて「動きを引き出す」
ITFのコーチングで注目される「制約主導型アプローチ」では、結果を言葉で修正し続けるより、ターゲットやスタンス、リズムといった“条件”を変えることで、選手自身が良い動きを獲得するほうが有効だと整理されています。
「“もっと腰を落として”と言われるより、“この位置に打って”と条件を出されたほうが、自然に体が動くんです。」
センスに頼るのではなく、良い動きが出やすい条件を用意する。これが、才能に関係なく伸ばす方法です。
伸ばすための、練習の順番
「土台」から積み上げる
センスがないと感じる人ほど、順番を飛ばしがちです。まず土台から、が正解です。
- ①ボールとの距離を取る足の運び(土台)
- ②打点とタイミングを合わせる
- ③力の配分を覚える(脱力と力の入れどころ)
- ④狙った場所へコントロールする
この順番を守ると、「センスがない」と感じていた部分が、1つずつ解消されていきます。飛ばすと、どこでつまずいているかが見えなくなります。
独学より、指導で「分解」してもらう
自分では「センスがない」としか言えなくても、コーチが見れば「打点が遅い」と具体的に分解できます。クレセントは基本3〜10名のグループレッスンに加え、必ずコーチと1対1の時間を設定。自分では気づけない部分を、名前で教えてもらえます。
自分の欠点を人に見てもらうのは、最初は少し勇気が要ります。ですが、“できていない部分”は、伸びしろがいちばん大きい部分でもあります。コーチに名前をつけてもらった瞬間、それは“克服できない才能の壁”から“今日から取り組める課題”に変わります。この“変換”こそが、独学では得にくい、スクールで教わる最大の価値です。
こういう人は今すぐ相談すべきです
次のいずれかに当てはまるなら、記事を読み比べるより、1回コートに立ったほうが判断は早く済みます。
- 「自分にはセンスがない」と感じて、始めるのをためらっている
- 独学で伸び悩み、何が原因かわからない
- できない部分を、具体的に分解してほしい
- 自分に合った教わり方を知りたい
クレセントの体験レッスンは、実際に行われているレッスンにそのまま入る形式です。「センスがない」と感じている部分が、どんな技術に分解できるかを、その日に体感で確認できます。ラケット・シューズは無料レンタルです。
迷っているなら、「センスがない気がするのですが、何が足りないか見てほしいです」とフロントで相談してみてください。あなたに合うクラスと教わり方を提案してもらえます。体験は予約制です(電話 052-446-5159/お問い合わせフォーム)。
よくある質問(FAQ)
Q1.テニスにセンスは必要ですか?
A1.生まれ持ったセンスは不要です。「センスがない」と感じる正体は、足の運び・タイミング・力の配分など、まだ身についていない具体的な技術です。
Q2.運動神経が悪くても上達できますか?
A2.できます。足の速さ・バランス・爆発力などはドリルで向上できる能力だと、USTAの資料でも整理されています。才能ではなく練習の対象です。
Q3.才能がある人にはかなわないのでは?
A3.伸びる人は才能ではなく、できない部分を言語化して練習に変えています。名前をつけて分解できる人が、才能に関係なく上達していきます。
Q4.まず何から練習すればいいですか?
A4.土台から順に、です。①足の運び②打点とタイミング③力の配分④コントロール。この順番を守ると、つまずきが1つずつ解消されます。
Q5.コーチにどう教わると伸びますか?
A5.条件を出してもらう教わり方が有効です。「この位置に打って」など条件を変えると、自然に良い動きが引き出されます。制約主導型と呼ばれる方法です。
Q6.自分に合った教わり方はありますか?
A6.あります。クレセントのeggプログラムは利き脳で思考の違いを理解し、その人に合った伝え方で指導します。響く言葉は人によって違うためです。
Q7.始めるのにいくらかかりますか?
A7.入会金は5,500円(税込)です。受講料は各スクールで異なるため、入会時に必要な2ヶ月分とあわせて事前にご確認ください。体験レッスンは用具レンタル無料です。
まとめ
- テニスに生まれ持ったセンスは不要。「センスがない」の正体は、まだ身についていない具体的な技術
- 足の速さ・バランス・爆発力はドリルで伸ばせる能力で、あらゆるレベルの資産になる
- 伸びる人はできない部分を名前で捉え、練習に変えている。試合に近い練習と条件設定が効く
- 土台から順に積み上げ、独学より指導で分解してもらうと、才能に関係なく上達する
いまのあなたが感じているのは、「センスのなさ」でしょうか。それとも、「まだ名前をつけていない伸びしろ」でしょうか。分解できたとき、それは練習に変わります。
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