テニス サーブ スピード上がらない?改善方法
2026/06/21
腕力より「身体の使い方」を優先する選択
【この記事のポイント】
正直なところ、多くのプレーヤーは「インパクトの瞬間にスイングを止めてしまう」ことで、自分でサーブのスピードを落としています。サーブのスピードアップのカギは「手首のプロネーション」「スイングをインパクト後も減速させない」「トスを高く・安定して上げる」の3つで、腕だけを一生懸命振ってもこれらが欠けていると、なかなかスピードは上がりません。
よくあるのが、「入れたい」と思う気持ちが強くなりすぎて、無意識にスイングを弱めたり、トスを低くしたりしてしまうパターンです。「フォームをきれいにしようとしすぎない日」をあえて作るだけでも、サーブのダイナミックさが戻りやすくなります。ケースによりますが、この気持ちの切り替えが、実は最も大きな効果をもたらすのです。
今日のおさらい:要点3つ
- サーブのスピードが出ない主な原因は、「インパクト前に減速する」「プロネーションが使えていない」「トスが低くて打点が下がる」「入れようとしすぎて動きが小さくなる」の4つです
- 「スイングにボールを合わせる」「プロネーションで最後に一気にラケットを走らせる」「トスを高く一定にする」ことで、同じ力でもスピードが一段階上がります
- 迷っているなら、いきなり全部を直そうとせず、「今日はプロネーションだけ」「今日はトスの高さだけ」といった具合に、1回の練習につき意識するポイントを1つに絞るのがおすすめです
この記事の結論
一言でいうと「サーブのスピードを上げたいなら、腕力より先に『プロネーション・スイングを止めない・トスの質』の3つを最優先で整えるべき」です。最も重要なのは、「①インパクトでスイングを止めないで振り抜くこと」「②手首のプロネーションを使い、肘→手首の順でエネルギーを伝えること」「③高く安定したトスで、高い打点からボールを叩けるようにすること」です。
失敗しないためには、「スピードも欲しいけどとにかく入れたい」という気持ちがフォームを小さくしてしまうことを自覚し、まずは「入ることを一旦横に置いたスピード練習」と「コントロールを取り戻す練習」を分けて行うことです。この区別が、あなたのサーブに新しい可能性を開く第一歩となるのです。
サーブのスピードが上がらない理由を整理する
ゲームになると、サーブだけ急に小さくなる
練習ではそこそこ速く打てるのに、試合になると「とりあえず入れなきゃ」と思った瞬間、スイングが小さくなります。1stサーブでダブルフォルトをしたあと、次のポイントではトスも低くなり、肩だけで押し出すようなサーブになってしまいます。帰り道の電車で、「テニス サーブ スピード 上がらない」「サーブ 速く 打ちたい けど 入れたい」と何度も同じキーワードを検索している自分に気づいて、ため息をひとつつきます。
実は、私もまったく同じ夜を何度も繰り返しました。動画を見返すと、ウォームアップのフリーサーブではそこそこ振れているのに、ゲームが始まった瞬間からフォームが小さくなり、「これじゃスピード出るはずないな」と冷静な自分がツッコミを入れてきます。正直なところ、「入れたい気持ち」と「速く打ちたい気持ち」の板挟みが一番しんどかったです。
原因① インパクトの瞬間に「スイングを止めている」
サーブ解説では、多くの選手が無意識にサーブのスピードを落としている原因として、「インパクトの瞬間、スイングを止めてしまっている」ことを挙げています。具体的には、スイートスポットで捉えようとして、当たる瞬間にスイングスピードを一時的に落としてしまう。ボールに合わせてスイングしにいくことで、「減速した状態」でインパクトを迎えてしまいます。
そこで提案されているのが、「ボールに合わせてスイング」するのではなく、「スイングの軌道上にボールがあるイメージ」で振る。つまり、「スイングにボールを合わせる」という発想に切り替えることです。
私もこれを読んでから、自分の動画をコマ送りにしてみました。すると、インパクト直前で腕のスピードが目に見えて落ちていて、「あ、ここで自分でブレーキをかけていたんだ」と納得しました。
原因② プロネーションと「肘→手首」の順番が使えていない
「プロネーション(回内動作)がサーブのスピードアップの生命線」と説明されています。プロネーションとは、ラケットスピードを加速させるための手首の回内動作です。サーブのスピードを上げるだけでなく、回転をかけるうえでも非常に重要です。手首の動きを少し変えるだけで、サーブのスピードは劇的に改善されるとまとめられています。
よくある失敗:
手首が先行して開いてしまい、トスを上げた時点でラケット面が上を向いている。その状態ではプロネーションが使えず、スピードも回転も出ません。
力の伝達は下半身→肩→肘→手首の順番。手首より先に肘が先行して動く必要があります。「難しく考えすぎず、まずは『手首よりも肘を先に動かす』ことを意識するだけでも振り抜きが良くなる」とまとめられています。
この部分を読んだとき、「今まで全部『手首から行っていた』な」と冷や汗をかきました。その後、「肘から先に」の意識だけで素振りをしたとき、ラケットヘッドがいつもより自然に走った感覚がありました。
スピードを上げるために変えるべきポイントと練習法
「入れたい」気持ちを一度横に置く勇気
サーブのスピードに関する質問回答には、印象的な一文があります。「スピードは出したいんだけど、入れたいという気持ちが、自分からダイナミックさを奪っているのが原因のほとんど。」これは、私の実感ともかなり近いです。
「入れたい」が強くなると、トスが低くなる、体の捻りが浅くなる、インパクト前に減速するという「守りのサーブ」になり、結果としてスピードが上がるどころか、コントロールも不安定になります。
そこで私がやったのは、「今日はスピードの日」「今日は入れる日」と練習の目的を分けることでした。
スピードの日:1stサーブはとにかく振り抜く。入るかどうかは気にしない。的を外してもOK。とにかく「スイングにボールを合わせる」感覚を優先。入れる日:7~8割の力で打ち、トスとリズムの安定を重視。回転量とコースを確認する。
この「分ける」だけでも、サーブに対する精神的な負担がかなり減りました。
「プロネーション」と「肘先行」を入れた途端、音が変わった
サーブ記事を読んだあと、次のような段階で練習しました。
ラケットなしで、プロネーションの動きだけを確認:
肘を先に前に出し、そのあと手首を回内させる動き。手のひらが外→内へ向く感覚を掴みます。
ラケットを持って素振り:
構えたときにラケット面を開きすぎないように注意。トロフィーポーズから、「肘→手首」の順で振り抜きます。
実際にサーブを打つ:
最初は力を抜き、「プロネーションの形」だけ意識。徐々にスイングスピードを上げていきます。
このとき、一番驚いたのは「音」です。いつもより「シュッ」という空気を切る音が大きくなり、相手コートでのバウンド後の伸びも変わりました。正直なところ、「本当に手首の向きだけでこんなに変わるのか」とびっくりしました。
「高いトス+高い打点」で「ラクに」速くなった
サーブの基本フォーム解説では、「トスの重要性」が繰り返し強調されています。トスを高く、安定して上げること。腕の力だけではなく、膝の屈伸運動も使い、体全体で真上にトスを上げます。トスからインパクトまで、少なくとも1秒は欲しいとされています。
「トスの高さはサーブのスピードアップに欠かせない」「サーブが安定しない人ほどトスが低い」と指摘されています。私はこれを読んで、今までより「ほんの少しだけ高め」にトスを上げるようにしました。
トスを高くする→打点も高くなる→ネットまでの距離が長くなり、軌道に余裕が出る→結果として、「強く打ってもネットにかかりにくい」
この「余裕」ができたことで、スイングを途中で止めずに振り抜けるようになりました。翌朝、肩の筋肉痛を感じながら、「昨日は久しぶりに『サーブで遊んだ』な」と、小さな満足感が残っていました。
よくある質問
Q1. サーブのスピードが上がらない最大の原因は何ですか?
A1. 多くの解説は、「インパクトの瞬間にスイングを止めてしまうこと」「プロネーションが使えていないこと」「トスが低いこと」の3つを挙げています。
Q2. プロネーションは必須ですか?
A2. サーブのスピードアップと回転量を増やすうえで非常に重要とされています。肩→肘→手首の順にパワーを伝えるためにも、プロネーションは身につけておきたい動きです。
Q3. トスはどのくらい高く上げるべきですか?
A3. 上げてからインパクトまで、少なくとも1秒は欲しいとされています。「高く安定したトス」がサーブの基本とされています。
Q4. スピードを出すには筋トレが必要ですか?
A4. 筋力も一因ですが、「身体の使い方(プロネーション・下半身からの力の伝達)ができていないと、どれだけ振ってもスピードは上がらない」と説明されています。
Q5. 1stサーブだけ速く、2ndサーブは遅くていいですか?
A5. ケースによりますが、2ndサーブもある程度のスピードと回転がないと、相手に叩かれやすくなります。まずはスピード練習でフォームを作り、その後スピン量を増やす方向で調整するのが現実的です。
Q6. 一人でできるサーブフォーム改善練習はありますか?
A6. ラケットなしのシャドウスイングが推奨されており、肩や腰の動き・体重移動を確認しつつスムーズなスイングを反復することが勧められています。
Q7. スピードを上げる練習とコントロールの練習は分けたほうがいいですか?
A7. はい。1回の練習で複数のことを同時に意識するのは難しく、「手首のプロネーション→トス→下半身」と順番に1つずつ抑えることが推奨されています。
まとめ
サーブのスピードが上がらない主な原因は、「インパクトで減速している」「手首のプロネーションが使えていない」「トスが低く安定していない」「『入れたい』気持ちでフォームが小さくなっている」ことであり、プロネーション・振り抜き・高いトスを1つずつ整えていくことで、今の体力のままでもサーブの球速とキープ率を上げる余地は十分あります。
練習では速く打てるのに、試合になるとサーブが急に遅く・小さくなってしまう。自分なりに力一杯振っているのに、周りと比べて明らかにサーブの伸びが弱い。プロネーションやトスの高さの重要性は分かっているつもりでも、実際のフォームにどう落とし込めばいいか迷っている。そうした人こそが、この記事で述べた「身体の使い方」という視点の転換で、最も効果を感じられるはずです。
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