テニス 試合で消極的になる原因とは?改善法
2026/07/31
試合での消極性を克服し、積極的なプレーを取り戻すための完全ガイド
この記事のポイント
試合で消極的になる一番の理由は、「ミスしたらどうしよう」という恐怖心が、ショット選択やフットワークを縮こまらせてしまうことです。練習では打てるショットも、試合では頭の中の不安が先に動き出します。
正直なところ、「もっと積極的に行こう!」という気合いだけでは改善しません。実は、多くの選手が"安全策"と"逃げ"を無意識に混同していて、自分では戦術だと思っている選択が、実は恐怖心に負けた結果になっているケースがよくあります。
迷ったら、「①自分が消極的になる典型パターンを言葉にする」「②試合で意識することを"1つだけ"に絞る」「③練習から"ミスOKのチャレンジゾーン"をつくる」の3ステップで、少しずつ試合での積極性を増やしていくのがおすすめです。
今日のおさらい3つ
あるあるシーン① 試合前の不安の泥沼
せっかく週末の試合のエントリーを済ませたのに、前日の夜になると「また打てなくなるんじゃないか」と不安が出てきて、YouTubeで「テニス メンタル 試合」「テニス 緊張 振れない」と検索しては、同じような動画を何本もぐるぐる見てしまう。
不安が増幅するだけで、解決策は見えていない状態です。
あるあるシーン② 試合中の急な縮こまり
試合当日、アップではフォアもバックもよく走れているのに、試合が始まってゲームカウント0-2になったあたりから、気づくとネットより高くボールを通せなくなっている。ベンチでタオルをかぶりながら、「練習ではもっとできるのに…」という言葉だけが頭の中を回る。
実力がなくなったのではなく、頭の中の不安が体を支配している状態です。
あるあるシーン③ 試合後の自責ループ
家に帰ってラケットバッグを置いたあと、リビングに向かう前に一度だけ玄関で立ち止まり、さっきまでの自分のプレーを思い出して小さく息を吐く。試合前にノートに書いた「攻めるテニスをする」という一文が、逆にじわっと胸に刺さる。
理想と現実のギャップが、次の試合の不安につながります。
この記事の結論
一言で言うと「試合で消極的になるのは、"メンタルが弱い"のではなく、"失敗の怖さと情報量の多さで頭がいっぱいになり、体が動かなくなる状態"であり、原因を分解して1つずつ対策すれば、誰でも積極性は取り戻せます」です。
最も重要なのは、「消極的=悪い」ではなく、"戦術としての安全策"と"恐怖からの逃げ"を区別し、自分の心のクセを知ったうえで、「このポイントではこう打つ」という"前もって決めたシンプルなルール"に沿ってプレーすることです。
失敗しないためには、「①いきなり全部のミスをなくそうとしない」「②試合での出来は60%出せればOKとハードルを下げる」「③自分の良いプレーを"意図して再現できる感覚"を練習と試合で揃えていく」ことが大切です。
なぜ試合になると消極的になるのか?
原因① 「失敗したらどうしよう」がショットを小さくする
テニスやサッカーなどの競技で、試合中に消極的になる選手について、メンタル面の解説では以下が指摘されています。
- 「負けるかもしれない」という恐怖心
- 「失敗したら怒られる・がっかりされる」というプレッシャー
- 「期待に応えたい」という気持ちが強すぎること
メンタルコーチングの解説では、失敗への過度な恐れを軽減することで積極的なプレーができるようになり、失敗を「学びの機会」と捉えられるようになるとプレーの質と積極性が変わるとされています。
テニス特化のサイトでも、試合でラケットが振れなくなる原因は技術ではなくメンタルにあり、ボール以外のこと(結果・相手・観客・評価)に意識が向きすぎることで、身体が緊張し、ラケットが振れなくなると指摘されています。
実体験としても、初めて市民大会のシングルスに出たとき、2ゲーム連続でダブルフォルトをしてから、一気に肩と腕が固まりました。その後3ゲームほど、チャンスボールなのに「とりあえず入れよう」とスライスばかり打ってしまい、試合が終わってから動画を見返して、「なんであそこで打ち切らなかったんだろう」としばらく画面から目が離せませんでした。
正直なところ、"入れにいったショットほどアウトする"という経験は、誰しも一度はあると思います。
原因② 「心のクセ」を知らないまま試合に入っている
ジュニアテニスの解説では、試合中の思考には"心のクセ"があり、ピンチでも強気でいける選手もいれば、恐怖心に押されて消極的になる選手もいると指摘されています。
良くないのは、「自分では戦術のつもり」でも、実際には弱気がショット選択を支配しているケースです。選手自身は『戦術的な使い方』だと思っているけれど、実際は弱気の虫がそうさせているケースが多くあります。
別のスポーツでも、「今日は調子が悪い」と決めつけて守りのプレーばかりになることや、あれもこれも意識して自分が何をしたいのか分からなくなることなど、"思考のクセ"がパフォーマンスを下げる要因として紹介されています。
レッスンで見てきた例として、以下のようなケースがあります。
- 練習中はフォアで打ち抜けるのに、試合になると"あと1メートル"のところで強度が落ちる人
- デュースサイドだけ、サーブが急に置きにいく形になる人
ある高校生は、「正直なところ、デュースサイドは"ダブルフォルトしたら嫌な場所"っていうイメージが強すぎて、無意識にスピードを落としていました」と話してくれました。
実は、こうした「いつ・どの場面で・何を怖がるか」を言葉にして知ることが、積極性を取り戻すスタートラインになります。
原因③ 情報が多すぎて「何をすればいいか」がぼやけている
試合でパフォーマンスが3割落ちると言われる理由として、以下のポイントが挙げられます。
- 自分のプレーに集中できていない
- やることが絞れていない
- 相手と戦うより、"自分の出来"ばかり評価してしまう
試合で必要なのは、自分のことをコントロールすることと、相手と戦うことであり、自分のプレー出来は50~60%くらいできていれば良いと、ハードルを下げることも重要です。
サッカーのプレー解説でも、調子が悪いときこそ"意識することを1つに絞る"ことが重要で、その日のテーマを決めることでプレーの精度が戻ってくるとされています。
テニスでも同じで、「相手の弱点」「風」「スコア」「観客」「フォーム」…すべてを一度に意識しようとすると、結局何も決めきれなくなります。
試合で迷走したとき、「今日はフォアの"クロスを厚く打つ"だけをテーマにする」と決めた途端、ミスは減っていないのに、不思議とラケットは振れるようになりました。よくあるのが、「全部をちゃんとやろうとして、どれも中途半端になる」パターンです。
積極性を出すための具体的な改善ステップ
ステップ① 自分の「消極パターン」をノートに書き出す
まずやるべきは、「どんなときに消極的になるか」をはっきりさせることです。
ジュニア向けの記事でも、自分の"心の癖"と向き合うことと、あえて使う安全策を学ぶことの両輪で改善していくことが大切だとされています。
具体的には、試合後や練習試合のあとに、ノートに以下の内容を書き出していきます。
- どのスコアのときに守りに入ったか(例:30-40、4-5の自分サーブ)
- どのショットで"入れにいく"打ち方をしてしまったか
- 後から振り返って「打ち切ればよかった」と感じた場面はどこか
実際にやった例として、「バックのクロスラリー→少し押される→ストレートにスライスで逃げる」というパターンを試合ごとにメモし、そこに「本当は逆クロスにスピンで打ち返したかった」という"理想と現実の差"も書いておきました。
数試合分を書き溜めると、"自分の消極パターン"がかなりはっきり見えてきます。最初は少しショックですが、ここを言語化できるかどうかで、その先の練習メニューが変わります。
ステップ② 試合で意識することを「1つだけ」に絞る
調子の波をなくす方法として、他競技の解説でも「その日のテーマを1つに決める」「今、1番大事なことだけに集中する」ことの重要性が示されています。
テニスの試合でも、以下のようなテーマが有効です。
- 「どんな状況でも、セカンドサーブはスピンでネットより30cm上を通す」
- 「フォアのチャンスボールは、1ゲームに1回は必ず強く打ち切る」
- 「0-30や30-40のポイントでは、最初の一歩だけは絶対前に出る」
自分なりの"今日のテーマ"を1つだけ決めて試合に入ると、頭の中が整理されます。
ある中学生の選手は、「実は試合になると頭の中が"あれもこれも"で一杯になっていました」と話してくれましたが、コーチと一緒に「今日は"フォアを打ち切る日"」というテーマに絞った途端、ミスは増えているのに試合内容に手応えを感じられるようになりました。
自分への期待値を"常に100%"から"今日はこれだけできれば合格"に下げると、自然と体の力も抜けてきます。よくあるのが、「全部うまくやろうとして何も決められない」状態です。一つだけ決めて、それ以外は"できたらラッキー"くらいに構える方が、結果的に積極性は上がりやすいです。
ステップ③ 練習から「ミスOKのチャレンジゾーン」をつくる
メンタルコーチングの解説では、小さな成功体験を積み重ねることと、失敗を「学びの機会」として受け入れることが、積極的なプレーにつながるとされています。
また、試合中の消極的なプレーを改善する方法として、以下のようなアプローチが紹介されています。
- 積極的なミスに対して、チームメイトが「サンキュー!」と声を掛ける
- 自分自身も、積極的なミスのあとに「わりー!」と笑って言える雰囲気をつくる
テニスでも、「ミスをしてはいけない」練習ばかりだと、本番で"入れにいくテニス"になりがちです。
具体的には、以下のような取り組みが有効です。
- 10分間だけ、「ネットミスOK・ロングアウトOK。その代わり、必ず打ち切る」時間をつくる
- "チャレンジポイント"を決めて、そのポイントではミスしてもポイント2倍になる遊びルールを入れる
正直なところ、最初は"ミスOK"と言われても、逆に怖くなる人もいます。「"怒られない"と分かっていても、自分で自分を責めるクセが抜けなかった」という選手もいます。
それでも、数週間続けていると、以下のような変化が現れます。
- 「ここは打ち切っていい場面だ」と体が覚えてくる
- "入れにいった結果のミス"と"打ち切った結果のミス"の手応えの違いが分かるようになる
ケースによりますが、「週に1回だけ、"攻めること"だけを目的にした練習日をつくる」のは、消極的なプレーを変えたい選手には特におすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 試合で緊張してラケットが振れなくなります。どうしたらいいですか?
Q2. 消極的なプレーはメンタルが弱い証拠ですか?
Q3. 試合中、「入れにいくショット」と「攻めるショット」はどう使い分ければいいですか?
Q4. 調子の波が激しくて、良い日と悪い日の差が大きいです。
Q5. ミスが怖くて、思い切って打てません。
Q6. メンタルコーチングは本当に効果がありますか?
Q7. どれくらいで消極的なプレーは改善できますか?
まとめ
試合で消極的なプレーになるのは、「メンタルが弱いから」ではなく、「失敗の怖さ」「心のクセ」「情報過多」で頭がいっぱいになり、体が縮こまるからです。
正直なところ、「もっと積極的に!」という根性論では変わりません。自分の"消極パターン"をノートに書き出し、試合で意識することを1つに絞り、練習から"ミスOKのチャレンジゾーン"をつくることで、少しずつ「打ち切ってもいい自分」に慣らしていく必要があります。
ケースによりますが、「①自分が消極的になる場面の棚卸し」「②試合ごとのテーマ設定」「③失敗を許す練習環境づくり」の3ステップを続ければ、試合での積極性は必ず戻ってきます。結果よりも、"今日決めた1つのチャレンジができたかどうか"に目を向けることが、長くテニスを楽しむうえでも大事な視点だと感じています。
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